この章を全て読んで理解したら(そして実際やってみるとなお良い)、CVS に ついてとても驚くようなことはもうなにも残っていないと自信を持ってよい でしょう。少なくとも、誰かが新しい機能を CVS に追加するまでは。CVS を大きなプロジェクトで使うために知る必要のあることはすべて述べました。
うぬぼれる前に、4章で言ったことを繰り返しますが info-cvs@gnu.org メーリングリストを購読することをお勧めし ます。インターネットのメーリングリストの大部分は S/N 比が低下している にもかかわらず、届く情報のほとんどは待つに値するものです。筆者がこの 章を書いている間ずっと購読していたのですが(実はそれより前の章でもそ うだったんですが)、CVS の動作の細部の重要なところについて、他の人の 投稿から学んだことがどんなにたくさんあるか知ったら、きっと驚くと思い ます。CVS を本気で使う気があるのなら、また、開発者グループの CVS 管 理者の人は特に、他の真面目なユーザの人たちと知識を共有することによっ て恩恵をたくさん受けることが出来ると思います。