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Getting And Installing CVS Under Windows

ソースコードから実行ファイルを作ることについてこだわっているのでなけれ ば、 CVS を Windows 上でソースコードからコンパイルする必要はありません。 Unix とは違ってコンパイルツールがない場合が多いので、ソースから作ろう と思えばそのようなツールを持ってくることから始めなければならなくなりま す。そういうことはこの本の範囲ではありませんので、前もってコンパイルさ れた CVS バイナリをインストールする方法を教えます。

CVS の Windows バイナリディストリビューションは通常、メジャーリリース の分についてのみ作られることに注意して下さい、暫定リリースの分はありま せん。また、GNU FTP のほうには置いてありません。Cyclic Software のダウ ンロードサイトのメジャーバージョンディレクトリ http://download.cyclic.com/pub/cvs-1.10/ にアクセスしてください。 そうすると特別なサブディレクトリが見えます:

     Index of /pub/cvs-1.10
         cvs-1.10.tar.gz        14-Aug-98 09:35   2.4M
         windows/
     

この中には ZIP ファイルがあります:

     Index of /pub/cvs-1.10/windows
         cvs-1.10-win.zip       14-Aug-98 10:10   589k
     

この ZIP ファイルは CVS のバイナリディストリビューションを含んでいます。 その ZIP ファイルをダウンロードしてほどいてください:

     floss$ unzip cvs-1.10-win.zip
     
     Archive:  cvs-1.10-win.zip
       inflating: cvs.html
       inflating: cvs.exe
       inflating: README
       inflating: FAQ
       inflating: NEWS
       inflating: patch.exe
       inflating: win32gnu.dll
     

README に詳しいインストール方法が書いてあります。インストールはだいた い次のような手順になります: EXE と DLL ファイルを PATH の通ったディレ クトリに置きます。リモートのリポジトリに pserver アクセスするつもりな ら C:\AUTOEXEC.BAT に次のように書いてください:

     set HOME=C:
     

これは .cvspass をどこに置くか指示するものです。そしてリブートします。

Windows 上で CVS を動かしても、現時点ではリモートのマシンにリポジトリ を提供できません。クライアントになれる(リモートのリポジトリに接続でき る)のと、ローカルモードで作業できる(同じマシンのリポジトリを使う)だけ です。この本では大部分で Windows で動く CVS はクライアントだと仮定して います。しかし、この章の残りの Unix 向けのところを読めば、Windows でロー カルリポジトリを設定することも難しくはありません。

リモートリポジトリにアクセスしているだけなら、CVS を走らせる必要さえあ りません。クライアントの機能を実装した WinCvs というツールがあります。 CVS そのものとは別に、それだけで配布されていますが、CVS と同様 GNU GPL ライセンス下で使用できます。詳しい情報は http://www.wincvs.org にてご覧ください。