ノード: The cvswrappers File, 次: The editinfo File, 前: The taginfo File, 上: The CVSROOT/ Administrative Directory
cvswrappers ファイル(くどい名前ですよね)は、どのファイルをバイナリと して扱うかをファイル名によって指定するものです。CVS は、たとえば .jpg ファイルをすべて JPG 画像データと見なしたりはしないので、JPG ファ イルを追加するときに自動的に -kb オプションをつけたりはしてくれません。 ですが、プロジェクトによっては JPG ファイルはすべてバイナリだと指定 できればとても便利です。次のような行を cvswrappers ファイルに書けば そのようなことができます:
*.jpg -k 'b'
b
が離れており、クオートされています。RCS の展開モードキーワー
ドは b
だけではないからです。o
を指定すると $
は展開するが改行の変換は行わないという意味になります。しかし、
b
は最も普通のパラメータではあります。
wrappers ファイルから指定できるモードはあといくつかありますが、滅多 にない状況のためのものなので、ここに書くほどの価値はありません(意訳: 著者はそれらを使ったことがありません)。好奇心旺盛なアナタは Cederqvist の Wrappers ノードを参照してくださいね。