GNOME パネル例
MemoPanelはGNOMEパネル上にメモを表示する
基本機能:
- GNOMEアプレットなのでパネル上に常駐する
- 国際化 (GNU gettext)
- 複数行表示
- メモ内で strftime 機能使用
- 色とフォントを変更可能
- 警告予約機能
- URL 呼出機能
- 拡張子ランチャー
- IMAP/POP3 メールチェッカー機能
- GTKテーマ Aqua シリーズでも背景色を変更可能
1. URL呼出
この機能はnetscapeのブックマークのように指定したURLでnetscapeを呼び出します。
沢山のURLが登録されてますがコンボボックス内に隠れています。
メニューは海外 1, 2, 国内 1, 2 と利用者定義から成ります。
利用者定義メニューはプロパティが開かれた時に~/.memopanelファイルから作成されます。
利用者定義メニューを使えば自分の好きなメニューを作成出来ます。
URL呼出(gnome_url_showを使用しているので)はman,info,ghelpを区別して
適切な表示プログラムを呼出す。
MemoPanelホームページとwww.linux.comは直接netscapeを呼出す。
この目的はマウスクリックの回数を減らす事にある。
2. メモ
この機能はこのプログラムのメインです。
この目的は重要イベントを忘れないように常時画面に表示する事です。
GNOMEパネルは他のプログラムにより隠される事がないようにガードされる。
普通のプログラムのウィンドーは他のプログラムにより隠される事がある。
好みに応じて複数のメモパネルを起動出来る。
強調するために色とフォントを変更可能。
ディレイ0は長時間一定の文章を表示する時に、効率面からタイマーを停止させるのに使用出来る。
メモはdate +%形式のようにstrftimeを使って表示される。
例えば、垂直パネル上のメモ内に %Y%n%m/%d%n%a%n%I:%M として表示出来る。
例えば、垂直パネル上のメモ内に %Y%n%m/%d%n%J%n%I:%M として表示出来る。
(%Jは特別に日本語の曜日を漢字1文字で表示します)
これはclockアプレットと同じですが、色とフォントが変更出来ます。
(詳しくは man strftime の文法を見て下さい)
別の機能としてはファイルからの表示があります。
これは GNOME slash_applet のようなものです。
これは一定秒毎に(ディレイにより間隔を変えられます)ファイルから循環的に内容を表示します。
表示は1行かあるいは2行のどちらかに設定出来ます。
このファイルは私の作成した別のソフト HtmlHeadLine.sh により作成されます。
HtmlHeadLine.sh は24個のニュースサイトからヘッドラインを作成します。
省略値のファイル名は<home>/for.MemoPanel.dat です。
この機能を使用すると、メモとカーネルバージョン表示は使用出来ません。
もう一つの機能はwww.kernel.orgにより作成されたリリースされたカーネルバージョン表示です。
これは stable と beta のバージョンをメモと循環的に表示します。
GNOMEテーマを変更する場合にはメモパネルを停止しなければなりません。
複数のメモパネルのプロパティは別々に保存され再現出来ます。
これは ~/.memopanel.num ファイルにより制御されます。
このファイルの内容は文字列の '12' のような値です。
最初は、'0'かまたはファイルがありません。
最初のメモパネルが実行された後では値は'1'です。
そして、最初のメモパネルが終了した後では値は再び'0'です。
二つ目のメモパネルが実行された後では値は'2'です。
値 '1' では、プロパティは ~/.gnome/memopanel1 内に保存されます。
値 '2' では、プロパティは ~/.gnome/memopanel2 内に保存されます。以下同じ。
プロパティの復元は実行順序が重要です。
メモパネルが実行されていないのに、値が'0'でないならば、~/.memopanel.num内を'0'に設定して下さい。
これは何らかの問題で発生します。
この番号は 'メモパネルカウントのクリア' 機能により0に設定出来ます。
2つのフォントが設定出来ます。
一つは英語、もう一つは日本語のフォントを設定して下さい。
メモパネルカウントをリセットするために下記のコマンドを <home>/.xinitrc 内に入れると良いと思います。
echo "0" > <home>/.memopanel.num
固定幅ボタンにより読込み済の最大長に保たれます。
固定フォントを使用してください。
これはファイルからの表示の場合のみ有効です。
メモはコンボボックスから入力出来ます。
メモは選択により、ファイルの先頭行から入力出来ます。
これらの内容が空の場合には"メモ"に変更します。
内容の最後に1個の空白を入れます。
3. at コマンド
警告予約機能。
この機能はメモの二重の防御を意味します。
メモは見なければ意味がありません。
これは指定時刻に音楽演奏か或はメールクライアントのウィンドーを表示します。
メールと演奏機能は同時に使用出来ます。
時刻の省略時の値は現在時刻ですが、変更可能です。
例えば、時刻を変更しなければ、すぐに音楽演奏出来ます。
演奏データ名はファイル名に空白を含める為に内部的に"により囲まれます。
プログラム名は'xmms -p'のようにパラメータを渡すために"では囲みません。
メール機能は sendmail を使用します。
sendmailを正しく設定していない場合には、この機能は使用出来ません。
4. ランチャー
簡単なプログラム起動機能です。
5. 拡張子ランチャー
拡張子ランチャーは ~/.memopanel.ext ファイルからプログラムとデータ間の関連を作成します。
例えば:
拡張子ランチャーで"abc.mp3"を入れると "mpg123 abc.mp3" が実行されます。
但し、~/.memopanel.ext 内に "mp3:mpg123"と指定されている場合。
cp memopanel.ext ~/.memopanel.ext をして、好きなように変更して下さい。
この機能の目的はデータに対するプログラム名を忘れる事が出来る事です。
事前に設定しておけば、正しいプログラムが自動的に実行されます。
6. メールチェック
この機能はインターネットメールの到着をチェックします。
メールが到着すると、メモは強調するために次のチェックで読み込み終了される迄色が変わります。
色は文字が黄色、背景が赤になり、'xx mail(s) recv' の文字になります。
メールクライアントを設定しておくと、メール到着時にウィンドーが開きます。
POP3の省略時のポート番号は 110 ですが、サーバ名内に
po.abc.ne.xx:port を入力する事により変更出来ます。
IMAPの省略時のポート番号は ':port' を省略した場合に 143 になります。
次のディレイ時刻迄にメールをチェックしたければ、
メモパネル上で右クリックして'すぐにメールをチェックする'を選択して下さい。
7. その他
パスワードはファイル内では保護の為に変更されています。
フォントは日本語処理の為に 'xxxx,*' を含みます。
1) memopanel を停止する
2) cd memopanel-X.X
3) cp memopanel.pot po/ja.po
4) po/ja.po内のmsgstr行を編集する
5) 旧版を持っているならmsgmergeを使用すると便利
6) su, INSTALL.po.sh 実行
7) memopanel開始 (すぐに反映される)