xppxp および xppxpm は、PPxP の接続状況を X Window System 上に表示します。また、接続/切断、オンデマンド接続モードの ON/OFF 等の基本的な操作を行うことができます。
xppxpm は xppxp の表示をアイコンの大きさ(48x48)に凝縮したもので、各種の操作は表示部をクリックするとあらわれるメニューを選択することで行います。
xppxp [name ...] [-geometry geometry] [-display display] [-iconic] [-i [remote:]ifnum] [-polling sec] [-debug] [-dir dir -label label] [-c ppxp_commands ...]
xppxpm [name ...] [-geometry geometry] [-display display] [-iconic] [-i [remote:]ifnum] [-polling sec] [-debug] [-nomenu] [-shape] [-wmaker] [-vcolor true|pseudo|auto] [-c ppxp_commands ...]
接続に使用する PPxP の設定ファイルの名前を指定します。これを指定すると xppxp の起動時に ppxpd は指定された名前の設定ファイルを読み込みます。複数の名前を指定すると、順番に読み込まれます。
ウィンドウを表示する位置を指定します。
ウィンドウを表示する X のディスプレイを指定します。
アイコン化された状態で起動します。
特定の ppxpd プロセスに接続したい場合に指定します。remote を指定 した場合は、そのホスト(remote)上にin.ppxpデーモンがインストールされて いなければなりません。
ppxpd が起動していなければ、sec 秒ごとに ppxpd の起動を試みます。
デバッグ用の情報を出力します。
xppxp の右上のロゴの部分に pixmap を貼り付けます。dir/label.xpm に 64x24 の pixmap を準備してください。また、アイコン化した場合にもこの pixmap がアイコンとして使われます。
xppxpm で表示部をクリックしてもメニューが出ないようになります。
xppxpm のウィンドウが shaped window (背景が透明)になります。
xppxpm を Window Maker の Dock に入れることができるようになります。
xppxpm が使用する pixmap の色数を指定します。true は TrueColor 用、pseudo は PseudoColor(256 色)用、auto は自動判別(デフォルト)です。
起動時に実行する ppxpd コマンドを指定します。例えば
$ xppxp -c auto on &
とすると、オンデマンド接続を On にした状態で xppxp が起動します。
xppxp のリソースファイル名は xppxp、xppxpm のリソースファイル名は xppxpm です。オプションによる指定のほうが優先されます。
-geometry オプションと同じ。
-iconic オプションと同じ。値は True か False(デフォルト)。
-polling オプションと同じ。値は数値。
-debug オプションと同じ。値は True か False(デフォルト)。
-dir オプションと同じ。
-label オプションと同じ。
-nomenu オプションと同じ。値は True か False(デフォルト)。
-shape オプションと同じ。値は True か False(デフォルト)。
-wmaker オプションと同じ。値は True か False(デフォルト)。
-vcolor オプションと同じ。値は true か pseudo か auto(デフォルト)。
左上の丸いインジケータは接続状態を表します。左から順に以下のようになっています。
橙、黄、緑が点灯していればネットワーク的な接続が確立しています。
赤が点灯していれば、パケットの流れを検知して自動的に接続を行う自動接続モードになっています。
一番右のインジケータが赤に変わると、アイドルタイマーの残り時間が 60 秒です。さらに点滅を開始すると残り 30 秒です。
ここをクリックすると xterm -e ppxp を起動します。xppxp で対応できない各種の設定などを ppxp インターフェースによって行えます。
入力/出力に分けて、ネットワークパケットの通信量を表示します。表示間隔は およそ 1 秒です。
左からオンデマンド接続、接続、切断、接続時間、クローズ、終了になっています。
自動接続モードの ON/OFF をトグルします。
接続を開始します。接続中はなにもしません。
切断を行います。切断中はなにもしません。
ダイアルが成功してからの時間を表示します。
xppxp を終了します。ppxpd は終了しません。
xppxp を終了します。ppxpd も同時に終了します。
左側の丸が赤く点灯していれば、オンデマンド接続モードです。接続を開始すると以下のように状態が変化します。
入力/出力に分けて、ネットワークパケットの通信量を表示します。表示間隔は およそ 1 秒です。
ダイアルが成功してからの時間を表示します。
上の表示部のいずれかをクリックすると、操作メニューが開きます。
自動接続モードの ON/OFF をトグルします。
接続を開始します。接続中はなにもしません。
切断を行います。切断中はなにもしません。
xppxpm を終了します。ppxpd は終了しません。
xppxp を終了します。ppxpd も同時に終了します。
xterm -e ppxp を実行します。xppxpm で対応できない各種の設定などを ppxp インターフェースによって行えます。